賃貸経営・資産活用Q&A

近々に用途地域の変更があるようです。今はその土地を月極駐車場にしています。
現在は「第二種低層住居専用地域」ですが、これが「第二種中高層住居専用地域」に変わるようです。
正式な説明はまだありません。
この変更により、建物を建てる場合に何が変わってくるのでしょうか？
また用途地域にはどんな種類があるのでしょうか？

現在の「第二種低層住居専用地域」は一戸建ての住環境としてはとて優れた所です。ただ、土地の有効利用の面においては規制が厳しいため、残念ながら有利ではありません。
「第二種低層住居専用地域」は建ぺい率が30%〜60％の範囲内、容積率が50%〜200%の範囲で各自治体で決められます。
建物も「絶対高さ制限」があり、10mまたは12m以下としなければなりません。
建てられるのは３階が限度となります。
店舗は建てられますが２階以下で150�u以下となります。
これに対して変更となる「第二種中高層住居専用地域」では「絶対高さの制限」がなくなります。
建ぺい率は同じ30%〜60％の範囲ですが、容積率が100%〜300%の範囲内で決められることとなり、容積率の範囲内であれば４階建て以上の建物も建てられる事となります。
店舗は２階以下で1500�uまで建てられます。
このように用途地域により様々な規制が変わってきます。
なお、地元説明会等が開催されると思いますので、ご出席されたほうがよろしいと思います。
用途地域には下記の１２種類がありそれぞれ建築の制限があります。